変化は個人の魂から|『夢を叶える人の人間学』(七田眞著)をオススメする理由

今年を変化の年、飛躍の年と感じている人の多さに SNSを見ていると気付かされます。
実際に昨年のさまざまなニュースや天災は、安定の時代が終わったことを示しているように見えます。
そんななか、僕たちが大切にしなければいけないことはなんなのか。
小手先のスキルや人脈で生き残れるような時代ではないと思います。
人間力が高く、人柄が良く、誰かのために行動できる人。
そんな思いを共有できているチームが強い時代。 映画や小説のなかのヒーロー的存在の人がやっと活躍できる時代が来たのだと思います。
世界中で日本のアニメのなかでもドラゴンボールやワンピース、アメリカの作品でもMARVELのようなヒーロー物が人気なのも、そんな時代の流れを表しているのではないでしょうか。
僕は、新しい時代に対応するために一番必要な知識は 歴史や昔の知恵に触れることだと思います。
かといって、論語を原書で読むなんてハードルが高すぎるし なにより頭に入ってきません。(いつかはチャレンジしたいのですが・・)
そのなかで、七田眞先生の本からは、大切なことをしっかり学ぶことができます。
『夢を叶える人の人間学』のなかにこんな一説があります 。
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時代がもたらす価値観は流転します。
しかし時代を真に変えるのは大衆ではなく、個人なのです。
歴史の上で最も測り難いのは、国民一人一人のなかに起こってくる一般的変化です。 一人一人が持っている価値観の変化、それが集団の変化を作り、それからまた個人が影響を受け、集団の思想や価値観を作ります。
スタートは個人一人ひとりの変化にあります。大衆のなかにある、ある個人の魂から始まって、それが大衆に影響を及ぼしていくという広がりを示します。
それは歴史を見れば明らかです。
明治維新はどのように始まり、どのように達成されたかを見ればわかります。明治維新はそれを行う中核的な組織もなく、一握りの素人たちによってなされました。
国家存亡の哲学はなんでしょう。
人間学、人間哲学、歴史哲学です。
国家の現象も人間の現象なのです。
シュバイツァーの言葉に次のような言葉があります。
「一つのことが明瞭である。集団が個人の上に及ぼす影響が、個人が集団の上に作用する力よりも強い時は、下降、堕落が生じる」
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七田眞先生の本を読んでいるといつも思うことは 古典や世界中の宗教、占いで表現されていることを紹介するだけでなく その奥にある、真理とでもいうべき内容をわかりやすく僕たちに提示してくれているところです。
まずはポイントというか核となる言葉に触れる。
そしてその言葉が生まれる背景を学んでいく(関連図書を読んだり、映画を見たり、旅行先での案内看板で確認したり) ことで、知識・知恵の幅が広がっていくのではないかと思います。
七田眞先生の200冊を超える本のなかから厳選した7冊をまとめた この金言集とも言える本を、ぜひ多くの方に読んでいただきたいです(^^)
Wonder Note 青木一弘
夢を叶える人の人間学 -七田 眞 成功の金言-